ドイツの古城は「日常生活の場」ではなかった

  • 投稿カテゴリー:ドイツ豆知識
  • 投稿公開日:2025-12-20
  • 投稿の最終変更日:2025-12-20

ドイツに現存する多くの中世の古城は、快適に暮らすための住居ではなく、領土防衛・軍事拠点・交通路や交易の監視を目的として築かれました。城が山の上や川沿いの要衝に集中しているのは、そのためです。

城内は防御を最優先して設計されており、窓は小さく、室内は暗く寒い構造でした。
暖房設備や水回りも最低限で、長期間の居住には適していません。
実際、多くの領主や伯爵は、城の近くにより住みやすい館や宮殿を構え、城は戦時や統治の象徴としてのみ使用していました。

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Nori

東京生まれ、東京育ち。1993年よりドイツに在住。ドイツ国家公認バイリンガルセクレタリー資格を保持者。25年以上にわたり日系企業のトップ秘書として勤務。この経験で培った徹底した情報整理力と正確性、さらにほぼネイティブレベルのドイツ語を活かし、ドイツ語の現地資料に基づく信頼できる古城の情報を紹介。ガイドブックには載らない現地の息遣いと、確かな情報源を両立させた記事が信条です。訪問者の方に信頼できる「あなただけの心の旅」を提供します