「活版印刷の父」と称えられるグーテンベルク。その功績をたたえるグーテンベルク博物館がある街、マインツ。ここは、ラインラント=プファルツ州の州都でもあります。
マインツと、隣接するヘッセン州の州都ヴィースバーデン。この2つは、ベルリンとポツダムと並び、州境を接する数少ない州都同士です。
両都市の境界をなしているのは、雄大なライン川。しかし、川の向こう岸にも「マインツ」という地名がついた区域があります。ところが、そこはマインツではなく、行政区分上はヴィースバーデンに属しているのです。
ドイツは連邦制の国。州ごとに異なるルールが多く存在します。祝日の数や、学校の夏休みの時期さえも州によって違います。そのため、「マインツに住んでいる」といっても、どの地域に住んでいるか、通う学校や職場がどこにあるかで、祝日の数や休みの時期まで変わってくるのです。
州境に寄り添うマインツは、そんなユニークな一面を持つ街なのです。